What's Fukashiken非常用自家発電機の役割、
負荷試験の必要性とは

非常用自家発電機の役割

非常用自家発電機の役割は、地震や火災の発生時に、様々な設備機器に電力を供給して正常に作動させ、被害の拡大を防ぐことです。 万が一のとき、非常用自家発電機が稼働しないと、エレベーターや消防設備、医療機器が使えないなど、二次災害を招くなどして被害が拡大してしまいます。

非常用自家発電機がその役割を果たすためには、定期的な点検をおこない、万が一のときにきちんと稼働することを確認しておくことが大切です。

非常用自家発電機には3つの点検が必要です。

電気事業法の定期点検

電気系統と5分程度の無負荷(空ふかし)によるエンジン試運転

30%以上の負荷試験点検

電気事業法の定期点検も消防法の定期点検もいずれも1年に1回、負荷試験機を接続し、30分間、30%以上の負荷をかけ、無負荷(空ふかし)運転時で堆積したカーボンを燃焼排出させる。非常時に最低必要となる30%出力を確認し、その観測データーを添付する。

消防法の定期点検

6か月に1回の機能目視点検と1年に1回の無負荷(空ふかし)によるエンジン試運転

負荷試験の必要性

法令より非常用自家発電設備の管理者には消火活動に必要なスプリンクラー設備や消火栓ポンプを動かす為の最低30%以上の出力確認点検が義務付けられています。

月次点検等で行っている無負荷運転(空ふかし)だけを行っていると、エンジン内にカーボンが堆積されます。

そのため、1年に1回は30%以上の負荷運転を行い、堆積されたカーボンを燃焼排出させておかなければ非常時に発電機が正常に動かず、消化活動に支障が出る怖れがあります。

万が一の際に非常用発電機が正常に稼働しなかった場合、人命にかかわる重大な二次災害が起こるリスクがあります。

実際、東日本大震災において、
不具合の多くが点検・整備不足に起因するものでした。

被災地域にあった非常用発電機の一部が正常に稼働しませんでした。

燃料切れや津波の被害等を除き、非常用発電機の機能を十分に発揮できなかった不具合の多くが、点検、整備不良に起因するものでした。

※「不始動」とは、最初から起動しないこと。

※「停止」とは、いったんは起動したものの途中で止まること。

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